夏休み中、社員の子どもをオフィスで預かる「企業内学童」への関心が高まっている。定員超過で学童保育に入れない小学生もいるほか、在宅勤務から出社回帰が進むなか、子どもたちが保護者と一緒に「出勤」し、さまざまな体験活動に参加できるのも魅力のようだ。
ポンプ製造最大手「荏原製作所」(本社・東京都大田区)は7月28日~8月1日、本社の一角に、社員の子ども向けの企業内学童を設けた。
7月30日、小学1~6年生の24人はおやつ作りを楽しんでいた。バウムクーヘンやドーナツに、クリームを塗ったりチョコペンで模様をつけたり。「見て見て!」「どこから食べようか迷っちゃう」。楽しげな声が飛び交う。
午前8時半~午後6時ごろまで開室し、プログラミングや英語のレッスン、社内見学ツアーなど毎日さまざまな体験活動が用意された。お昼は社員食堂を利用。近くのスポーツ施設で運動する時間もあり、そこでは地域の子どもも加わった。
同社は、夏休みの子どもの預…